K先生の気のまま日記

感じたことを、そのままに。

いつまでも、先生と生徒です。

こんにちは、ブロ友のみなさん。

冬の名残で肌寒さを感じていたのはいつまでだったでしょう。

 

ちじこまっていた田んぼの畔のよもぎが、今日ではふわっと

葉をひろげました。

その葉がわたしの長靴の足もとをおおいかくしてしまいます。

 

こうなると田畑の草たちもだまってはいられず、それぞれに

大きくなり始めました。

いよいよ十六馬力のトラクターの出番です。

 

連休の合間の晴れの日。

気になっていた男爵イモの植え付けがようやく果たせました。

 

あとは田んぼに水を入れ、トラクターで耕すのです。

ここ三十年弱、米作りをやっていません。

そのために、それらの田んぼを保全するわけです。

 

草伸び放題の状態では、鹿やイノシシが入り込みます。

 

昨年はその仕事が思うようにいきませんでした。

なぜなら、トラクターが故障したからです。

 

バッテリーが古くなっていたのです。

しばらく待って新品のを取り付けてもらい、いよいよです。

 

セルを待ちの状態にしておいてから、エンジンをかける。

コイルが赤まってきたので、思い切ってセルをまわす。

 

ブルンッとエンジンがかかった時はうれしかったですね。

 

枯れ草におおわれていた田んぼを、もと通りにするのに

気遣いが大変でした。

昔のように一挙に燃すわけにいきません。

いくつもに分け、少しずつ、灰にしていきました。

 

この仕事を通じて、何事も段取りが大切だと学びました。

 

わたしが作業している際、

「先生、がんばってますね」

田んぼのわき道で、かわいい声をかけられました。

 

以前の教え子のひとりが自転車で通りかかりました。

この春、中学三年生になりました。

 

彼女は小学一年生の終わりごろに入塾。

「塾で何をするの?」

わたしの問いに、彼女は、小さな声で、

「べ・ん・きょ・う」

と答えてくれました。 

 

この歳になって、子どもと話ができる。

うれしいことですね。